ドライバーの命を預かっている仕事!車輌トラブルは絶対あってはならない

ウイングタイヤサービス
サービス課長

十鳥 之伸
2006年 入社

Q1ウイングタイヤサービスの業務内容を教えてください

タイヤの販売と車の修理

三和石産グループ内の車輌、約150台のタイヤをメンテナンスするのが一番で、あとは近隣のお客さんを対象にタイヤの外販をしています。
付き合いの長いお客さんが多いです。

Q2入社の経緯

以前はタイヤメーカーで働いていました。三和石産はその時の取引先だったんです。
上司がこの会社を立ち上げる時に声をかけてもらい、三和石産の中にできると聞いて即答しました。変わった車やいろんな種類の車を持っている会社なので、面白そうだなと思ったからです。

Q3お仕事をされている中でここだけは絶対に譲れないことは何ですか

車輌トラブルを絶対に起こさない

「車輌トラブルが絶対にない」ことです。うちが作業した車にトラブルが起きることは絶対あってはならないことで、車に乗っている運転手の命を預かっていると思って作業しています。トラックのタイヤが外れると大事故になるので、そこだけは譲れないですね。
また、ドライバーのスキルアップのために、ドライバーが自分でタイヤを交換できるように研修などもしています。もちろん、タイヤは重たいので本人が怪我しないよう指導します。

三和石産グループのドライバーは全員、車を大事にしているし、きれいにしていますよ。
その姿をいつも見ているので、どんなことがあっても、みんながちゃんと安全に車を走らせられる状態を作らなきゃならないです。そこは徹底しているので、若い社員への指導もうちは厳しいです。

Q4作業の中での、こだわりはありますか

大事なのは、「いつもと違う、変だな」の感覚を身につけること

機械に頼らないことですね。
今、電動の機械を使って作業できてしまうのですが、機械が壊れたらどうするのという話ですよね。
自分たちの感覚を強くしていかないと、いざという時に対応できません。感覚を強くすることで一番求められるのは、作業をしていて違和感に気づけるかということです。普通にやっている中で「あれ?いつもとなんか違うから変だな」と気づけないと、事故になったり、タイヤが破裂したりすることもあります。

若い社員がこの感覚を身につけられるように、彼らの作業を見ながら気がついたところを指導しています。難しいですけどね。数をこなさないとわからないこともあるので。

Q5力を入れて取り組んでいることを教えてください

安全性を確保しつつ経費を下げること

“間違いない安全性を確保しつつ、どこまで社内の経費を下げられるか”に取り組んでいます。
運輸としては、燃料とタイヤは一番コストがかかるところなので、そこをどこまで落とせるか、常に意識しています。安全性の確保は大前提ですが、そのうえで経費をいかに抑えるか、そのために社内にタイヤ部門を設けていると思うので、それに付随してうちでフォローできることはやります。

Q6自社で車を持っているからこそできることは何ですか

自社の車で試験走行できる

タイヤ屋としていえば、車輌の知識量は多いと思います。
このタイヤを試したいなと思った時に、自社の車があるので試せます。お客さんの車ではできませんからね。自社の車にタイヤを装着してテスト走行し、良いか悪いか、この車に向いているかいないかを見ます。
実際、私も若手社員も大型免許を持っていますので、乗って車の動きを確認します。車の動きがわかれば、タイヤの減り方もわかりますからね。

ドライバーから言われたことも走行して試します。そこから得られた知識は、外のお客さんとの話の中でも役に立っています。車輛に関する知識量が多いのは、走行試験によるところが大きいです。

三和石産グループはいろんな種類の車を自社で持っているし、メーカーもばらばら。各メーカーに相談することもありますし、逆に、メーカーから相談されることもありますよ。

Q7若い社員に求めること

仕事に責任を持つ

作業をする上での「感覚」や「責任感」がまだ弱いと感じるので、そこを育てたいですね。

例えば、パンクっていつするか、わからないですよね。夜中かもしれない。
では、そういう時どうすればいいんだろうと、そこに疑問を持って自分たちから聞いてきてくれることが大事です。
自分たちで考え、どう動くか。強制的にやらせる気はないので自主的に動いて欲しいですね。

基本的なことは教えますが、あとは感覚をつかんで、ちゃんと責任を持って仕事ができるかです。